古い建物探訪(下関2005.7)

今回は門司港から小さな高速連絡船で下関へ。
片道390円5分で着きます。昼間は20分おきに便があります。
下関唐戸の船着場の右にはクジラを模した新しい市営水族館「海響館」、右には観光商業施設魚市場。広い木製のデッキを歩くと風に吹かれて気持ち良いです。地元バンドの演奏もやっていたりして。
しかし、それらには目をくれず、正面のホテル左側を進むと、この建物たちが目に入ります。
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右が南部郵便局(現役)、左が旧秋田商会ビルです。郵便局には平日18:30、土休日16:30までカフェがオープン。そして、秋田商会ビルは17:00まで1階が観光情報センター、2~3階は往時の姿を見学できます。秋田商会ビルは門司港駅と同じ大正一桁生まれですが、なんと屋上庭園が最初からあつらえてあり、茶室まであるとのこと。展示してある往時の写真↓
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東大の藤森照信氏によれば、「日本初」は当然として、世界でも最初か二番目だと言うことです。見上げると「天空の城ラピュタ」のようでなんとも楽しいのです。
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これが高知市にある沢田マンションのようでもあると思いまして画像を。↓
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話は横道に逸れますが、この沢マンには、6月に「第一次接近遭遇(外から見ただけ)」したのです。各住人の生活の一部がライブカメラで覗ける外部の人間にも楽しい建物なのですが、実際に見に行くと、現代の長屋といえるその生活や住民間の交流がリアルに感じられてまた楽しいこと。

屋上緑化については、私は是非、全ての屋上がある建物にはしてもらいたいと望みます。そして、その緑を手間をかけて世話して欲しいのです。そうしたら、地球温暖化の危機を少しは皆が感じられるようになるのではないかと思います。

さて、下関ですが、秋田商会を見上げた目を右に転じると旧英国領事館が見えます。やはり17:00まで展示室とカフェをやっていますが、今回は店じまいの様子しか見れず。
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そこから下関市役所まで5分くらい歩き、北側に1ブロック外れた「市役所第一別館(旧下関電信局電話課局舎)」へ。
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朽ちています…。門司港の1号上屋とどっこいです。でもこちらの方は保存活用が決まったそうで、良かった良かった。

秋田商会ビル、故人であるオーナーがハンドメイドで造った現代建築「沢マン」、下関電信局電話課局舎は、共にコンクリート建築で、手作りの味わいが感じられる点で共通してます。好きだよ~。

それにしても、連絡船の乗り場は関門双方とも大正時代の国際的玄関口としてかなり栄えた重要な場所だったことが良く分かります。今後は是非、北九州市と下関市で関門航路の往時をできる限り復元して、関門大正レトロ景観として一体的観光化を図って欲しいですね。

南部郵便局と英国領事館は今回入れなかったので、また後日。
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by jerusalem1 | 2005-07-19 20:58 | 風景
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